[C#入門]第13回 繰り返し処理 while文

はじめに

前回は、foreach文による繰り返し処理について説明しました。

今回は、while文による繰り返し処理について説明します。

目次

  1. while文の基本
  2. while文からの脱出

while文の基本

while文は、条件が成り立っている間は繰り返し処理を行うという特徴があります。

以下に各言語での基本的な使用方法を示します。

C#におけるwhile文

while文の書式は以下の通りです。

while (条件式) {
  // 処理
}

例えば、変数xが5未満の時に繰り返し処理を実行したい場合は以下のようにします。

この例では xの初期値が1ですので、「x < 5」という条件式を満たし、繰り返し処理が始まります。繰り返し処理の中で、xが1ずつカウントアップします。4回繰り返すと条件式を満たさなくなりwhile文を抜けます。

var x = 1;

// xが5未満のときに繰り返し処理を行う
while (x < 5) {
    Console.WriteLine(x);
    x++;
}

VB.NETにおけるwhile文

VB.NETにおける while文の書式を以下に示します。Whileで始まり、Wendまでの間を繰り返して処理します。

While (条件式)
  '処理
Wend

以下に使用例を示します。

Dim x As Integer = 1

' xが5未満のときに繰り返し処理を行う
While (x < 5)
    Console.WriteLine(x)
    x += 1
End While

Javaにおけるwhile文

Javaにおけるwhile文の書式はC#と同じです。

while (条件式) {
  // 処理
}

Javaでの使用例を以下に示します。

int x = 1;

while (x < 5) {
	System.out.println(x);
	x++;
}

SwiftにおけるWhile文

Swiftにおけるwhile文はC#やJavaに似ていますが、条件式を()で括らないという点で異なります。以下にSwiftでのwhile文の書式を示します。

while 条件式 {
  // 処理
}

以下にSwiftでの使用例を示します。

var x = 1

while x < 5 {
    print(x)
    x += 1
}

while文からの脱出

条件式を満たす前にwhile文を抜けたい場合があります。このような場合、C#ではbreakキーワードを使用します。それぞれの言語でのbreakキーワードの使用方法について以下に示します。

C#でのbreakキーワード

以下は、xの値が3と等しい時にbreakキーワードを使用してwhile文を抜ける例です。

var x = 1;

// xが5未満のときに繰り返し処理を行う
while (x < 5) {
    Console.WriteLine(x);
    
    // xが3のときにwhile文を抜ける
    if (x ==3) { break; }

    x++;
}

VB.NETでのbreakキーワード

VB.NETの場合は、breakではなくExit Whileを使用します。

VB.NETでの使用例を以下に示します。

Dim x As Integer = 1

' xが5未満のときに繰り返し処理を行う
While (x < 5)
    Console.WriteLine(x)

    ' xが3の時にWhile文を抜ける
    If x = 3 Then
        Exit While
    End If

    x += 1
End While

Javaでのbreakキーワード

JavaはC#と同様にbreakキーワードを使用します。

以下に使用例を示します。

int x = 1;

while (x < 5) {
	System.out.println(x);
	
        // xが3のときにwhile文を抜ける
        if (x == 3) {
            break;
        }
        x++;
}

Swiftでのbreakキーワード

Swiftも、C#やJavaと同様にbreakキーワードでwhile文を抜けることができます。

以下に使用例を示します。

var x = 1

while x < 5 {
    print(x)
    
    // xが3のときにwhile文を抜ける
    if x == 3 { break }
    
    x += 1
}

 

[C#入門]第12回 繰り返し処理 foreach文

はじめに

前回は、for文による繰り返し処理について説明しました。

今回は、foreach文による繰り返し処理について説明します。

目次

  1. foreach文の基本

1.foreach文の基本

はじめに、foreach文の基本書式を以下に示します。

foreach (変数 in コレクション) {
  // 処理
}

foreach文を使用すると、コレクションに入っているデータを変数に1つずつ取り出しながら繰り返し処理を行います。繰り返し処理が終了するのは、コレクションから全ての値を取り出し終わった時です。

以下に foreach文の使用例を示します。

この例は、配列 data から値を1つずつ取り出してコンソールに表示するというものです。

C#におけるforeach文の例
int[] data = { 1, 2, 3, 4, 5 };

foreach (int x in data) {
    Console.WriteLine(x);
}

 

VB.NETの場合は「For Each」というキーワードを使用します。C#のforeach文と同様の動作をします。

VB.NETにおけるSelect文の例
Dim data() As Integer = {1, 2, 3, 4, 5}

For Each x As Integer In data
    Console.WriteLine(x)
Next

 

Javaは、foreach文はありません。代わりに拡張 for を使用します。

拡張 for の書式を以下に示します。

for (変数 : コレクション) {
// 処理
}
Javaにおける拡張for文の例
int data[] = {1, 2, 3, 4, 5};

for (int x : data) {
	System.out.println(x);
}

 

swiftは、foreach文がありません、代わりにfor文を使用します。
for文によるコレクションからの値取得の書式を以下に示します。

for 変数 in コレクション {
// 処理
}
swiftにおけるfor文の例
let data = [1, 2, 3, 4, 5]

for x in data {
    print(x)
}

[C#入門]第11回 反復処理 for文

はじめに

プログラムの中で、何度も同じような処理を繰り返し実行したい場合があります。これを反復処理(または繰り返し処理)と呼びます。

C#で使用できる反復処理には for, foreach, while, do whileなどがあります。

今回は for文 について説明します。

目次

  1. for文の基本

for文の基本

for文は、決められた回数分繰り返したい場合に使用します。

C#におけるfor文の基本構文を以下に示します。

基本構文(C#)
for (初期化式; 繰り返し条件; 変化式) {
 // 繰り返しで実行する処理
}

for文の()内は、以下の3つで構成されています。

  • 1.繰り返し回数を管理する変数の初期化を行う「初期化式」
  • 2.繰り返しを行うかどうかを判断する「繰り返し条件」
  • 3.繰り返し終了後に、繰り返し回数を変化させる「変化式」

以下に、変数 iが 0〜4までの間繰り返す for文の例を示します。

初期化式で、変数 i を宣言し0で初期化しています。

繰り返し処理の中では、変数iを出力しています。最後の } に到達すると、for文の最初に戻り、繰り返し条件が実行されます。このとき、変数 i の値が 5未満(つまり4以下)であれば、変化式を実行して、さらに繰り返し処理を行います。

繰り返し条件が満たされなくなった時、for文を抜けます。

C#におけるfor文の例
for ( int i = 0; i < 5; i++) {
  Console.WriteLine(i);
}

 

VB.NETは、C#と書式が異なります。以下に書式を示します。

カウンタ変数は、C#での初期化式に相当します。終了値は、カウンタ変数の値が幾つになったら終了するのかを指定します。増分はC#の変化式に相当します。増分値を省略した場合は1ずつ増加をします。※書式中の[]は省略できることを意味します。

基本構文(VB.NET)
For カウンタ変数 To 終了値 [Step 増分]
  '繰り返しで実行する処理
Next [カウンタ変数]

以下にVB.NETでのFor文の例を示します。

VB.NETにおけるFor文の例
For I = 0 To 4
  Console.WriteLine(I)
Next I

 

JavaはC#と同じ構文を使用します。

以下にJavaでのfor文の使用例を示します。

Javaにおけるfor文の例
for ( int i = 0; i < 5; i++) {
  Console.WriteLine(i);
}

 

続いてSwiftですが、キーワードはforですが、構文が異なりますので以下に示します。

基本構文(Swift)
for 変数 in 繰り返しの範囲 {
  繰り返し実行する処理
}

「繰り返しの範囲」は、「…」や「..<」といった演算子を使用します。

「1…5」とした場合は1〜5までの5回繰り返し、「1..<5」とした場合は1〜5未満の範囲で繰り返しを行います。

以下は1〜5までの5回繰り返し処理を行う例です。

Swiftにおけるfor文の例
for i in 1...5 {
    print(i)
}