今回、Azure に構築した Virtual Machine の Windows 10 に Windows 11 Insider Preview をインストールすることができましたので、その覚書です。
なお Windows 10 は第2世代のVMでトラステッド起動を有効にしたものである必要があります。筆者は Windows 10 Pro 20H2 – Gen2 のイメージを使用しました。
本記事は2021/7/21 時点でのものであり、インストール方法が変更となる場合がございます。インストールする場合は、ご自身の責任下で実施ください。なお、普段ご使用されている環境下へのインストールはお勧めしません。
Windows Insider Program への登録
2021/7/21時点では Windows 11はリリースされていません。Windows 11 Insider Preview を使用してみたい場合は Windows Insider Program へ登録する必要があります。
はじめに、https://insider.windows.com/ja-jp/about-windows-insider-program にアクセスします。
すでに Microsoft アカウントを持っている場合は下図赤枠内のログインをクリックしてログインをします。もしアカウントをお持ちでない場合は、先に Microsoft アカウントを作成してください。
続いて、赤枠内の [登録]ボタンをクリックします。
続いて下図のように 「Windows Insider Program に登録する」というページに遷移します。
ページ下部にスクロールし、「この契約の条項に同意します。(必須)」にチェックを付けて [今すぐ登録] をクリックします。
登録が完了すると「Windows Insider Program へようこそ」に遷移しますので [今すぐフライトする] をクリックします。
Azure の Windows 10 に Windows 11 Insider Preview をインストールする
Window 11 Insider Preview をインストールするには、Windows 10 Insider Preview(Dev Channel) という開発版である必要があります。
設定アプリケーションから「更新とセキュリティ」-「Windows Insider Program」-「診断 & フィードバック設定」に移動し、オプションの診断データをオンにします。」を選択します。
続いて、「オプションの診断データ」のラジオボタンにチェックを付けたいのですが、グレーになっていて選択することができません。
この場合は、レジストリエディタを開いて、レジストリを変更します。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\DataCollection に移動して「AllowTelemetry」の値を「3」に変更します。
レジストリの変更が完了したら、先程の画面戻って「オプションの診断データ」のラジオボタンにチェックをし、次に表示される画面(下図)に移動したら [開始する]をクリックします。
次に、Microsoft アカウントとの紐付けをするために「アカウントを選んで開始」が表示されます。「アカウントをリンクする」をクリックすると、Microsoft アカウント入力する画面に遷移しますので、ご自身のアカウントでサインインをします。
ここまで完了したら、設定アプリケーションの「更新とセキュリティ」-「Windows Update」をクリックすると Windows 11 開発版へのアップグレードが実施されます。
インストール完了後、以下の画面が表示されますので再起動します。
以上で Windows 11 Insider Preview のインストール完了です。
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