皆さんは設定ファイル(Settings.setting)を使用しているでしょうか。
設定ファイルを使用すると、アプリケーションの設定を読み書きすることが可能になります。
今回は、設定ファイル *.settingsファイルの読み取りについて見ていきます。
C# で 「Windows フォームアプリケーション」プロジェクトを作成すると、Propertiesフォルダの下に、Settings.setting ファイルが作成されます。
以下は Visual Studio 2013のC#での例です。
VB.NETの場合は My Projectの下にSettings.settingファイルが作成されます。
■デザイナで編集してみる
まずは、ソリューションエクスプローラで Settings.settingファイルをダブルクリックしてみましょう。
以下のようにSettings.settingファイルを編集できるデザイナが開きます。
*が付いている行は、新規入力ができる行です。
まずは、新規入力行で名前欄に 「Name」、型は「string」、スコープは「ユーザー」、値に「山田太郎」と入力して、保存ボタン(または[Ctrl]+[S])を押してください。
このデータは、string型のNameプロパティに「山田太郎」をセットしたという意味になります。
もう1件データを入力してみましょう。
名前欄に「Age」、型は「int」(VB.NETの場合はInteger)、スコープは「ユーザー」、値に「32」と入力して保存ボタンを押します。
このデータは、int型のAgeプロパティに「32」をセットしたという意味になります。
データ入力後は以下のようになります。
■コードから設定値を読み取る
Settings.settingファイルに設定した値をコードで読み取るには、以下のようにします。
VBの場合
My.Setting.名前
C#の場合
Properties.Settings.Default.名前
名前には、先ほどデザイナで作成した Name や Ageを指定します。
最後に、実際のコード例を示します。
VBの場合
Dim name = My.Settings.Name Dim age = My.Settings.Age
C#の場合
var name = Properties.Settings.Default.Name; var age = Properties.Settings.Default.Age;
次回は、Settings.settingファイルへの値の書き込みについて見ていきます。
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