ストアアプリを開発する上でXAML(ザムルと発音)の理解は必須です。
XAMLは、画面に表示するコントロールや画像といったUI情報を記述するための言語で、XMLをベースとしています。
ちなみにXAMLは Extensible Application Markup Languageの略です。
XAMLはストアアプリの他に、WPFアプリケーションやSIlverlight、WIndows Phoneアプリの開発でも使用されます。1度覚えてしまうと応用が利くので、初めて学ぶ方はこの機会に是非覚えてしまいましょう。
*本記事はSIlverlightで書いていたものの焼き増しです。ストアアプリ開発者向けのためにちょっとだけ手直しして掲載しています。
XMLについて学ぶ
XMLは独自のタグを指定することができメタ言語とも呼ばれています。
情報を記述するには、要素や属性を決める必要があります。
1.タグ
XMLはタグを使ってデータを表現します。タグは要素とも呼ばれます。
タグは < と > の記号を使って表現し、開始タグと終了タグとがあります。
たとえば Personというデータをタグで表現すると、以下のようになります。
<Person>HIRO</Person>
この例では、開始タグは<Person>で終了タグは</Person>です。
終了タグは </ で始まります。
2.コンテンツ
コンテンツとは開始タグ~終了タグの間の部分です。
先ほどの例では「HIRO」の部分がコンテンツにあたります。
コンテンツは、要素を入れ子にすることもできます。
<Person> <Name>HIRO</Name> </Person>
また、コンテンツを持たない要素というものもあります。
<Person />
3.属性
属性は、開始タグの中に記述する情報(データ)です。
以下はPersonにidという属性を持たせた例です。idには0001という値を持たせています。
このように、属性は名前と値のペアになります。
<Person id="0001">HIRO</Person>
属性は複数持たせることも可能です。
<Person id="0001" section="IS">HIRO</Person>
このほか、属性にはW3Cで定義されている特別な属性があります。
- xml:lang
- xml:space
xml:langはコンテンツの記述に使用されている言語を示すための属性です。
xml:spaceはコンテンツ中の文字列に含まれるスペースをどのように扱うかを決定するための属性です。
4.コメント
コメントは <!– から –> の間に記述します。
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5.CDATAセクション
XMLはマークアップ言語であり、XML文書を作成するために使用される記号は直接記述できないものがあります。
このようなマークアップ専用の記号を通常の文字列として扱うためには CDATAセクションを使用します。
CDATAセクションは <![CDATA [ではじまり ]]> で終わります。
例えば < という記号は開始タグに使用される文字であるため、「X < 3 」のような文字列を直接記述できません。
CDATAセクションを使用すると、以下のように直接記述することができます。
<Calc><![CDATA[ X < 3 ]]></Calc>
次回はXAMLについて説明します。
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