前回の記事ではイベントの作成方法について説明しました。
今回はアラートを表示する方法について見ていきましょう。
アラートは、Windowsアプリでいうところのメッセージボックスやメッセージダイアログに相当するものです。
iOSアプリでアラートを表示するにはUIAlertViewクラスを使用します。
まずは最もシンプルな例を示します。
アラートのタイトルはTitleプロパティに、表示したいメッセージはMessageプロパティに設定します。
表示するボタンはAddButtonメソッドで追加をします。
UIAlertView alert = new UIAlertView { Title = "タイトル", Message = "ここにメッセージを記述" }; alert.AddButton("OK"); alert.Show();
上記のコードを前回作成したサンプルの btnShowMsg_TouchUpInsideイベントの中に記述して実行した例を以下に示します。
続いて複数のボタンを持たせる方法を見ていきましょう。
以下は[Yes]と[No]の2つのボタンを持たせる例です。
AddButtonメソッドを2回使用して[Yes]と[No]を作成しています。
どちらかのボタンが押されるとClickイベントが呼ばれますのでイベントハンドラーを作成し、switch文でどちらのボタンが押されたのかを判定しています。
どのボタンが押されたのかは引数eのButtonIndexで知ることができ、最初に追加したボタンが0となり、あとは1, 2と続きます。この例では[Yes]のButtonIndexが0で[No]が1となります。
UIAlertView alert = new UIAlertView { Title = "タイトル", Message = "ここにメッセージを記述" }; alert.AddButton("Yes"); alert.AddButton("No"); alert.Clicked += (msgsender, e) => { switch (e.ButtonIndex) { case 0: lblMsg.Text = "Yes buttn."; break; case 1: lblMsg.Text = "No button."; break; } }; alert.Show();
実行すると以下のように2つもボタンが表示されることが確認できます。また、[Yes]ボタンを押した場合は、Labelに「Yes button.」が表示されます。
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