はじめに
TypeScript では for を使用した繰り返し処理を行うことができます。
今回は、for文について説明します。
目次
for は、条件で指定されたコードブロックを指定された回数実行するために使用されます。
使用方法は、C言語や、C#, Java と同じです。
書式を以下に示します。
初期化式で繰り返し回数をカウントする変数の初期化を行い、条件式でどこまで繰り返すかを指定し、更新式で繰り返し回数ををカウントする変数を更新します。
// for の書式 for (初期化; 条件式; 更新式) { // 繰り返し実行する処理 }
10 回繰り返しを行う例を以下に示します。
for (let i = 0; i < 10; i++) { console.log(i + "回目"); }
for..of
for..of は、コレクションから値を1つずつ取得しながら繰り返し処理を行います。
書式を以下に示します。
// for..of の書式 for (変数 of コレクション) { // 繰り返し実行する処理 }
以下は、配列から値を取り出しながら表示する for..of loopの例です。
let array = [1,2,3,4,5]; for (let val of array) { console.log(val); // 1,2,3,4,5 }
for..in
for..in は for..of に似ていますが、コレクションから値を1つずつ取り出すときにインデックスを返すという点で異なります。
書式を以下に示します。
// for..in の書式 for (変数 in コレクション) { // 繰り返し実行する処理 }
以下は、配列からインデックスを取得しながら表示する for..in loopの例です。
let array = [1,2,3,4,5]; for (let index in array) { console.log(index); // 0,1,2,3,4 }
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