はじめに
TypeScript でも switch 文を使用することができます。
今回は、TypeScript における switch 文の使用方法を説明します。
switch 文
switch 文は複数の値をチェックして、一致した値に対するステートメントを実行するのみ使用されます。
構文を以下に示します。switchのブロック内には複数の case を含めることができ、case には、定数式または変数式と比較したい値を書きます。
case ブロックを停止するには、break キーワードを使用します。
どの値とも一致しない場合に実行したい処理がある場合は default を使用します。
// switch 文の書式 switch (定数式 または 変数式) { case 値1: // 値1と一致した場合に実行するステートメント break; case 値2: // 値2と一致した場合に実行するステートメント break; case 値n: // 値1nと一致した場合に実行するステートメント break; default: // どの値とも一致しなかった場合に実行する処理 }
以下に例を示します。この例では、元号を表すアルファベットと一致した場合に、元号を表す漢字を表示します。
let x = "R"; switch (x) { case "M": console.log("明治"); break; case "T": console.log("大正"); break; case "S": console.log("昭和"); break; case "H": console.log("平成"); break; case "R": console.log("令和"); break; default: console.log("どの元号にも一致しません"); }
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