はじめに
関数の引数は、あらかじめ個数がわかっていればいいのですが、必ずしもそうとは限りません。
複数の引数を使用したいけれど、事前に引数の数がわからなない場合もあるでしょう。
このような問題を解決するために、TypeScript には Rest 引数というものが備わっています。
今回は、この Rest 引数について説明します。
目次
Rest 引数のある関数の定義
Rest 引数は、事前にいくつの引数を準備したらよいのかわからない場合に有効です。
Rest 引数は「…」を使用して作成します。…の後ろの名前の引数には複数の値が渡される可能性があるので配列にします。渡される引数の数は0個でも構いません。
Rest引数の後ろには、別の引数を記載しては行けません。エラーになりますので注意してください。ちなみにRest引数の前には、別の引数を置いても構いません。
それでは、Rest 引数の定義書式を以下に示します。
function 関数名 (...変数名: データ型[]) { // 処理 }
Rest 引数のある関数の利用
Rest 引数を持つ関数の定義例を以下に示します。
以下は、複数の文字列型の引数を受け取って関数内部で連結した文字列を出力します。
join という関数は配列の値を連結するものです。
function addNames(...names : string[]) { console.log(names.join(" ")); } addNames("Taro","Yamada") // Taro Yamada
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