概要
C#のLINQには、リストや配列などのシーケンスを逆順にすることができる「Reverseメソッド」があります。このメソッドは、シーケンスの各要素を逆順にした新しいシーケンスを生成するため、元のシーケンスには影響を与えません。この記事では、「Reverseメソッド」の構文や使用例、注意点などを解説します。
公式サイト情報はコチラを参照してください。
構文
「Reverseメソッド」の基本的な構文は以下の通りです。
public static IEnumerable Reverse( this IEnumerable source);
使用例
引数として、「IEnumerable source」を受け取ります。戻り値は、入力シーケンスの要素を逆順に並べた新しいシーケンスを返します。元のシーケンスは変更されません。
List numbers = new List { 1, 2, 3, 4, 5 }; List reversedNumbers = numbers.Reverse().ToList(); foreach (var num in reversedNumbers) { Console.Write(num + " "); // 出力結果:5 4 3 2 1 }
上記の例では、整数のリストを定義し、Reverseメソッドを使って逆順にしました。逆順にしたリストを「ToList()」メソッドを使って新しいリストに変換しています。そして、foreach文を使って逆順にしたリストの要素を順番に表示しています。
また、「Reverseメソッド」は、文字列に対しても使うことができます。以下の例では、文字列を逆順にする方法を示します。
string str = "ABCDEFG"; string reversedStr = new string(str.Reverse().ToArray()); Console.WriteLine(reversedStr); // 出力結果:GFEDCBA
上記の例では、文字列を逆順にするために、配列に変換してから再び文字列に変換しています。
.NET クラス Tips 一覧
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