今回は、これまでに作成したメソッドを組み合わせて、一連で処理を実施する部分を作成します。
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トランザクションで一連処理をするメソッドとして、以下のようにExecuteメソッドを作成します。
はじめにBeginTransactionメソッドを呼びます。この中で、データベースへの接続とトランザクションを開始します。
DataProcessingメソッドは抽象メソッドとしてこの後準備します。
DataProcessingメソッドを実行してエラーが発生した場合はロールバック処理を実施します。
最後にEndTransactionメソッドを実施します。コミットとデータベース切断処理を実施します。
''' <summary>
''' データベース操作(トランザクションあり)
''' </summary>
''' <returns>成功時 True</returns>
''' <remarks></remarks>
Public Function Execute() As Boolean
Dim result As Boolean = True
If Not BeginTransaction() Then Return False
Try
'データ処理
DataProcessing()
Catch ex As Exception
Rollback()
result = False
End Try
If Not EndTransaction() Then result = False
Return result
End Function
ついでなので、トランザクションのない一連処理をするメソッドを実装します。
Openメソッドでデータベースの接続処理をした後、DataProcessingメソッドを実施します。
最後に Closeメソッドで切断処理を行います。
''' <summary>
''' データベース操作(トランザクションなし)
''' </summary>
''' <returns>成功時 True</returns>
''' <remarks></remarks>
Public Function ExecuteWithoutTransaction() As Boolean
Dim result As Boolean = True
If Open() Then
' データ処理
DataProcessing()
result = Close()
End If
Return result
End Function
DataProsessingメソッドは、抽象メソッドとして以下のように準備します。
''' <summary> ''' データ操作(実際のデータ操作を継承先のクラスで実装) ''' </summary> ''' <remarks></remarks> Protected MustOverride Sub DataProcessing()
以上で、SQLiteを使用したデータ操作をするクラスの作成は完了となります。
必要に応じて機能を追加したり、変更したりしてください。
一応基本的なことは行えるようになっています。
ご自身の責任のもとでご使用ください。
次回は、作成したクラスを実際に使用する方法について説明します。
C# 編
トランザクションで一連処理をするメソッドとして、以下のようにExecuteメソッドを作成します。
はじめにBeginTransactionメソッドを呼びます。この中で、データベースへの接続とトランザクションを開始します。
DataProcessingメソッドは抽象メソッドとしてこの後準備します。
DataProcessingメソッドを実行してエラーが発生した場合はロールバック処理を実施します。
最後にEndTransactionメソッドを実施します。コミットとデータベース切断処理を実施します。
/// <summary>
/// データベース操作(トランザクションあり)
/// </summary>
/// <returns>成功時 true</returns>
public bool Execute()
{
bool result = true;
// トランザクション開始
if (!BeginTransaction())
{
return false;
}
try
{
// データ処理
DataProcessing();
}
catch
{
Rollback();
result = false;
}
// トランザクション終了
if (!EndTransaction())
{
result = false;
}
return result;
}
ついでなので、トランザクションのない一連処理をするメソッドを実装します。
Openメソッドでデータベースの接続処理をした後、DataProcessingメソッドを実施します。
最後に Closeメソッドで切断処理を行います。
/// <summary>
/// データベース操作(トランザクションあり)
/// </summary>
/// <returns>成功時 true</returns>
public bool ExecuteWithoutTransaction()
{
bool result = true;
if ( Open() )
{
// データ処理
DataProcessing();
result = Close();
}
return result;
}
DataProsessingメソッドは、抽象メソッドとして以下のように準備します。
/// <summary> /// データ操作(実際のデータ操作を継承先のクラスで実装) /// </summary> protected abstract void DataProcessing();
以上で、SQLiteを使用したデータ操作をするクラスの作成は完了となります。
必要に応じて機能を追加したり、変更したりしてください。
一応基本的なことは行えるようになっています。
ご自身の責任のもとでご使用ください。
次回は、作成したクラスを実際に使用する方法について説明します。

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