名前を付けて保存ダイアログを表示するには、FileSavePickerを使用します。
名前を付けて保存ダイアログの表示を確認するために、新規でプロジェクトを作成し MainPage.xaml に Buttonを配置し、以下の通りClickイベント作成します。
private async void btnSave_Click(object sender, RoutedEventArgs e) { var filePicker = new Windows.Storage.Pickers.FileSavePicker(); // ユーザーが保存する場所 filePicker.SuggestedStartLocation = Windows.Storage.Pickers.PickerLocationId.DocumentsLibrary; // 拡張子の種類を追加 filePicker.FileTypeChoices.Add("テキストファイル", new List<string>() { ".txt" }); filePicker.FileTypeChoices.Add("リッチテキストファイル", new List<string>() { ".rtf" }); // ファイル名の候補 filePicker.SuggestedFileName = "新しいドキュメント"; // 名前を付けて保存ダイアログを表示 Windows.Storage.StorageFile file = await filePicker.PickSaveFileAsync(); }
FileSavePickerのインスタンス(この例では変数filePicker)を作成したら、ダイアログが開かれたときに最初に表示するフォルダーをSuggestedStartLocationプロパティで設定します。ここではDocumentLibraryを設定しています。DocumentLibraryはユーザーの「ドキュメント」フォルダになります。
続いて、ユーザーが保存可能なファイルの拡張子を FileTypeChoicees.Addメソッドで指定しています。第1引数にファイル種類の説明を、第2引数には拡張子を指定します。第2引数に指定する拡張子は「.txt」のように、ドット記号から始めてください。「*.txt」はNGです。
「ファイル名」欄に名前の候補を表示したい場合は、SuggestedFleNameプロパティに候補名を設定します。
最後に、PickSaveFileAsyncメソッドを使用してダイアログを表示します。このメソッドは非同期なのでawaitキーワードが必要です。よってClickイベント側にはasyncキーワードが必要です。
このサンプルを実行すると、以下のようなダイアログが表示されます。
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