[C#入門]第11回 反復処理 for文

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はじめに

プログラムの中で、何度も同じような処理を繰り返し実行したい場合があります。これを反復処理(または繰り返し処理)と呼びます。

C#で使用できる反復処理には for, foreach, while, do whileなどがあります。

今回は for文 について説明します。

目次

  1. for文の基本

for文の基本

for文は、決められた回数分繰り返したい場合に使用します。

C#におけるfor文の基本構文を以下に示します。

基本構文(C#)
for (初期化式; 繰り返し条件; 変化式) {
 // 繰り返しで実行する処理
}

for文の()内は、以下の3つで構成されています。

  • 1.繰り返し回数を管理する変数の初期化を行う「初期化式」
  • 2.繰り返しを行うかどうかを判断する「繰り返し条件」
  • 3.繰り返し終了後に、繰り返し回数を変化させる「変化式」

以下に、変数 iが 0〜4までの間繰り返す for文の例を示します。

初期化式で、変数 i を宣言し0で初期化しています。

繰り返し処理の中では、変数iを出力しています。最後の } に到達すると、for文の最初に戻り、繰り返し条件が実行されます。このとき、変数 i の値が 5未満(つまり4以下)であれば、変化式を実行して、さらに繰り返し処理を行います。

繰り返し条件が満たされなくなった時、for文を抜けます。

C#におけるfor文の例
for ( int i = 0; i < 5; i++) {
  Console.WriteLine(i);
}

 

VB.NETは、C#と書式が異なります。以下に書式を示します。

カウンタ変数は、C#での初期化式に相当します。終了値は、カウンタ変数の値が幾つになったら終了するのかを指定します。増分はC#の変化式に相当します。増分値を省略した場合は1ずつ増加をします。※書式中の[]は省略できることを意味します。

基本構文(VB.NET)
For カウンタ変数 To 終了値 [Step 増分]
  '繰り返しで実行する処理
Next [カウンタ変数]

以下にVB.NETでのFor文の例を示します。

VB.NETにおけるFor文の例
For I = 0 To 4
  Console.WriteLine(I)
Next I

 

JavaはC#と同じ構文を使用します。

以下にJavaでのfor文の使用例を示します。

Javaにおけるfor文の例
for ( int i = 0; i < 5; i++) {
  Console.WriteLine(i);
}

 

続いてSwiftですが、キーワードはforですが、構文が異なりますので以下に示します。

基本構文(Swift)
for 変数 in 繰り返しの範囲 {
  繰り返し実行する処理
}

「繰り返しの範囲」は、「…」や「..<」といった演算子を使用します。

「1…5」とした場合は1〜5までの5回繰り返し、「1..<5」とした場合は1〜5未満の範囲で繰り返しを行います。

以下は1〜5までの5回繰り返し処理を行う例です。

Swiftにおけるfor文の例
for i in 1...5 {
    print(i)
}
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