[ASP.NET Core][入門] 第3回:初心者でもわかるMVCの基礎

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MVCパターンとは?

ASP.NET Core MVCでよく耳にする「MVCパターン」とは、Webアプリケーションを設計するための設計パターンの一つです。このパターンは、アプリケーションを大きく分けて3つの要素に分割することで、開発の効率化や保守性の向上を目指しています。

  • Model (モデル):アプリケーションのデータを表す部分です。データベースから取得したデータや、ユーザーが入力したデータなどがここに含まれます。
  • View (ビュー):ユーザーインターフェース(UI)を定義する部分です。HTMLやRazor構文を使用して、ユーザーに表示する内容を記述します。
  • Controller (コントローラー):ユーザーからのリクエストを受け取り、モデルとビューを連携させる部分です。適切なビューを表示したり、モデルのデータを更新したりします。
MVC パターンのイメージ

MVC パターンのイメージ

なぜMVCパターンを使うのか?

  • 役割分担の明確化: 各要素が明確な役割を持つため、コードの可読性が高まり、保守性が向上します。
  • 再利用性の向上: ビューやモデルを再利用することで、開発効率が向上します。
  • テストの容易化: 各要素を独立してテストできるため、テストが容易になります。
  • 大規模開発への対応: 大規模なアプリケーションでも、構造が明確になるため、開発チームで協力して開発を進めることができます。

MVCパターンの具体的な例

例えば、住所録アプリケーションを作成する場合を考えてみましょう。

  • Model: 住所の情報(Id, 郵便番号, 住所, 氏名)を保持するクラスです。
  • View: 住所録の一覧を表示するページ、住所の詳細を表示するページなど、様々な種類のページがあります。
  • Controller: ユーザーが住所録の一覧ページを要求したとき、住所の一覧を取得し、適切なビューに渡す処理を行います。ユーザーが住所の登録ボタンを押したとき、入力された情報をモデルに格納し、データベースに保存する処理を行います。
住所録アプリのMVCパターンイメージ

住所録アプリのMVCパターンイメージ

ASP.NET Core MVCにおけるMVCパターンの実現

ASP.NET Core MVCでは、以下の要素を使ってMVCパターンを実現します。

  • Model: C#のクラスで定義します。
  • View: RazorページやViewコンポーネントで定義します。
  • Controller: C#のクラスで定義します。

まとめ

MVCパターンは、Webアプリケーション開発において非常に重要な概念です。MVCパターンを理解することで、より効率的かつ保守性の高いWebアプリケーションを開発することができます。

 

[参考文献]

ASP.NET Core MVC の概要
ASP.NET Core MVC が、モデル ビュー コントローラー デザイン パターンを使用して、Web アプリと API をビルドするための豊富なフレームワークであることについて説明します。
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