[ASP.NET Core][入門] 第2回:ASP.NET Core MVCパターンとRazorページの概要

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前回のおさらい

前回は、ASP.NET Coreの開発環境を準備し、初めてのHello Worldアプリケーションを作成しました。ASP.NET Coreのプロジェクト構造や、Visual Studioでの基本的な操作についても解説しました。

今回は、ASP.NET Core MVCパターンとRazorページがどのようなものなのか、その概要ついて解説します。

ASP.NET Core MVCパターンとは?

ASP.NET Core MVCは、Model-View-Controller(MVC)アーキテクチャパターンに基づいたWebアプリケーションフレームワークです。MVCパターンは、Webアプリケーションを以下の3つの要素に分割することで、開発の効率化と保守性の向上を目指します。

  • Model: データを表す部分です。データベースから取得したデータや、ユーザーが入力したデータなどを保持します。Vie
  • View: ユーザーインターフェース(UI)を定義する部分です。HTMLやRazor構文を使用して、ユーザーに表示する内容を記述します。
  • Controller: ユーザーからのリクエストを受け取り、モデルとビューを連携させる部分です。適切なビューを表示したり、モデルのデータを更新したりします。

Razorページとは

Razorページは、ASP.NET Core MVCのビューを作成するためのシンプルな方法です。HTMLにC#コードを直接埋め込むことができ、MVCパターンをより簡単に利用できます。

Razorページの例
C#

@page
@model IndexModel
@{
    ViewData["Title"] = "Home page";
}

<div class="text-center">
    <h1 class="display-4">Hello, World!</h1>
    <p>Learn about <a href="https://docs.microsoft.com/aspnet/core">building Web apps with ASP.NET Core</a>.</p>
</div>

 

  • @page: このファイルがRazorページであることを示します。
  • @model IndexModel: このページで使用するモデルを指定します。
  • @{ … }: C#コードを記述するブロックです。
  • <div>…</div>: HTML要素です。

Razorページの処理の流れ

  1. ユーザーがブラウザからリクエストを送信します。
  2. ルーティングによって、適切なRazorページが選択されます。
  3. RazorページのC#コードが実行され、モデルのデータが取得されます。
  4. RazorページのHTMLがレンダリングされ、ブラウザに送信されます。

まとめ

今回は、ASP.NET Core MVCパターンとRazorページの概要について解説しました。MVCパターンは、Webアプリケーションの構造を整理し、開発を効率化するための重要な概念です。Razorページは、MVCパターンをより簡単に利用できる機能です。

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次回予告

次回はMVCパターンについて、より詳しく解説します。

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