[C#][Windows Formsアプリ][CheckedListBox] BorderStyleとBackColorで実現するUI改善

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はじめに

Windows Formsアプリケーション開発において、ユーザーインターフェース(UI)は非常に重要な要素です。見た目が整っていることは、アプリケーションの使いやすさ、ひいては業務効率の向上に直結します。今回は、CheckedListBoxコントロールのBorderStyleプロパティとBackColorプロパティを活用して、UIを改善する方法について解説します。これらのプロパティを適切に設定することで、コントロールの見た目を調整し、アプリケーション全体の統一感を出すことができます。

BorderStyleプロパティの概要

BorderStyleプロパティは、CheckedListBoxコントロールの境界線のスタイルを指定します。このプロパティを使用することで、コントロールの枠線の表示、非表示、スタイルを調整できます。

BorderStyleプロパティは、System.Windows.Forms.BorderStyle列挙型の値を持ちます。主な値は次のとおりです。

  • None: 境界線を表示しません。
  • FixedSingle: 単線の固定境界線を表示します。
  • Fixed3D: 3D効果のある固定境界線を表示します。

業務アプリケーションでは、FixedSingleまたはFixed3Dを設定し、コントロールの境界線を明確にすることが一般的です。

BackColorプロパティの概要

BackColorプロパティは、CheckedListBoxコントロールの背景色を指定します。このプロパティを使用することで、コントロールの背景色を変更し、他のコントロールや背景とのコントラストを調整することができます。

BackColorプロパティは、System.Drawing.Color構造体の値を持ちます。一般的な色はもちろん、RGB値や名前付きの色を指定することもできます。

業務アプリケーションでは、背景色を薄い色に設定し、テキストやチェックボックスが見やすくなるように調整することが重要です。

コード例

以下のコード例では、CheckedListBoxコントロールのBorderStyleプロパティをFixedSingleに設定し、BackColorプロパティを淡い灰色に設定しています。

using System;
using System.Drawing;
using System.Windows.Forms;

namespace CheckedListBoxSample
{
    public partial class Form1 : Form
    {
        public Form1()
        {
            InitializeComponent();
            InitializeCheckedListBox();
        }

        private void InitializeCheckedListBox()
        {
            // CheckedListBoxコントロールを作成
            CheckedListBox checkedListBox = new CheckedListBox();
            checkedListBox.Location = new Point(10, 10);
            checkedListBox.Size = new Size(200, 150);
            // BorderStyleプロパティを設定 (FixedSingle: 単線固定) 
            checkedListBox.BorderStyle = BorderStyle.FixedSingle;
            // BackColorプロパティを設定 (淡い灰色)
            checkedListBox.BackColor = Color.LightGray; 
            //項目を追加 
            checkedListBox.Items.Add("項目1"); 
            checkedListBox.Items.Add("項目2"); 
            checkedListBox.Items.Add("項目3");
            // フォームに追加
            this.Controls.Add(checkedListBox);
        }

    }
}
実行例

実行例

コード解説

usingディレクティブ:

System, System.Drawing, System.Windows.Forms 名前空間をインポートします。これらの名前空間は、基本クラス、描画関連クラス、Windowsフォーム関連クラスを提供します。

InitializeCheckedListBoxメソッド:

CheckedListBoxコントロールを作成し、Locationプロパティで配置位置、Sizeプロパティで大きさを設定します。

BorderStyleプロパティをBorderStyle.FixedSingleに設定し、単線の固定境界線を表示するように設定します。

BackColorプロパティをColor.LightGrayに設定し、背景色を淡い灰色に設定します。

Itemsコレクションに項目を追加します。

作成したコントロールをフォームに追加します。

フォームへの追加:

作成したCheckedListBoxコントロールをthis.Controls.Add(checkedListBox)でフォームに追加します。

まとめ

CheckedListBoxコントロールのBorderStyleプロパティとBackColorプロパティは、UIを改善する上で非常に重要なプロパティです。BorderStyleプロパティでコントロールの境界線を調整し、BackColorプロパティで背景色を調整することで、アプリケーションの見た目を改善し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。業務アプリケーション開発では、これらのプロパティを適切に活用し、ユーザーにとって見やすく使いやすいUIを作成することが重要です。

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