はじめに

Windows Forms アプリケーションで OpenFileDialog を使用する際、ダイアログのタイトルをアプリケーションに合わせて変更したい場合があります。そんな時に役立つのが Title プロパティです。この記事では、OpenFileDialog の Title プロパティについて、初心者の方にもわかりやすく解説します。Title プロパティを使うことで、ファイル選択ダイアログのタイトルを自由にカスタマイズできます。具体的なコード例を交えながら、その使い方を見ていきましょう。

Title プロパティとは？

Title プロパティは、OpenFileDialog のダイアログウィンドウの上部に表示されるタイトルテキストを設定または取得するためのプロパティです。既定では、システムによって設定された一般的なタイトルが表示されますが、Title プロパティを使用することで、アプリケーションのコンテキストに合わせたタイトルを表示することができます。

Title プロパティの使い方 (コード例)

ダイアログのタイトルを設定する

最も基本的な使い方は、Title プロパティに任意の文字列を設定することです。

using System;
using System.Windows.Forms;

namespace OpenFileDialogSample
{
    public partial class MainForm : Form
    {
        public MainForm()
        {
            InitializeComponent();
        }

        private void openButton_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            OpenFileDialog openFileDialog = new OpenFileDialog();

            // ダイアログのタイトルを設定
            openFileDialog.Title = "ファイルを選択してください";

            openFileDialog.Filter = "テキストファイル(*.txt)|*.txt|すべてのファイル(*.*)|*.*";
            openFileDialog.InitialDirectory = Environment.GetFolderPath(Environment.SpecialFolder.MyDocuments);

            if (openFileDialog.ShowDialog() == DialogResult.OK)
            {
                string filePath = openFileDialog.FileName;
                MessageBox.Show("選択されたファイル: " + filePath);
            }
        }
    }
}

実行例

解説:

openFileDialog.Title = “ファイルを選択してください”;
Title プロパティに “ファイルを選択してください” という文字列を設定することで、OpenFileDialog のダイアログのタイトルが “ファイルを選択してください” に変更されます。

まとめ

OpenFileDialog の Title プロパティは、ファイル選択ダイアログのタイトルをカスタマイズするための簡単な方法です。この記事で紹介したコード例を参考に、Title プロパティを効果的に活用し、アプリケーションの個性を表現する Windows Forms アプリケーションを作成してください。

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