はじめに

RichTextBoxに新しいテキストを追加する際に便利なのが、
AppendText() メソッド です。
このメソッドを使うと、既存のテキストの末尾に新しい文字列を追加できます。

AppendTextメソッドとは？
基本の使い方
1. コード例
実用例：ログ表示欄
注意点
使い所
まとめ

AppendTextメソッドとは？

AppendText(string text) メソッドは、RichTextBoxの末尾に指定した文字列を追加します。
これにより、既存のテキストは保持され、追加された文字列がその後に挿入されます。

例：
richTextBox1.AppendText("新しいテキスト\n");
→ 「新しいテキスト」が末尾に追加されます。

基本の使い方

コード例

richTextBox1.AppendText("追加するテキスト");

AppendText() を使うと、簡単に現在のテキストに追記できます。
改行を挿入したい場合は、\r\n を使って手動で改行を加えます。

richTextBox1.AppendText("1行目\r\n2行目\r\n");

実用例：ログ表示欄

using System;
using System.Windows.Forms;

namespace RichTextBoxAppendTextSample
{
    public partial class Form1 : Form
    {
        public Form1()
        {
            InitializeComponent();
        }

        private void buttonAddLog_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            string logMessage = "新しいログメッセージ: " + DateTime.Now.ToString();
            richTextBox1.AppendText(logMessage + "\r\n");
        }
    }
}

この例では、ボタンを押すたびにログメッセージがRichTextBoxの末尾に追加されます。
ログビューや通知表示などに活用できます。

注意点

テキストの末尾に追加するだけで、既存のテキストを変更することはない
改行を挿入する場合、手動で \r\n を追加する必要がある
複数行のテキストを追加する場合でも、1行ずつ追加する形になるので、AppendText() を繰り返すことに注意

使い所

ログの追加
メモ帳や入力フォームなど、履歴や過去の入力内容を保存する場面
動的に内容が増える場合（リアルタイムでデータを表示する場合）

まとめ

AppendText() はRichTextBoxの末尾に文字列を追加するメソッド
改行を加えたい場合は \r\n を追加する
ログ表示や動的なテキスト更新に役立つメソッド

特にログの表示や履歴の管理など、動的にテキストが増えるケースで非常に便利です。

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