前回、ログ出力の設定を行いました。
今回は、実際にログを出力する方法について説明します。
log4netでログを出力するにはLogManagerクラスを使用します。
また、ログを出力するには、ログレベルに合わせたメソッドを使用します。
ログ出力に使用するメソッドは以下の通りです。引数にはログとして出力するメッセージを記述します。
メソッド | 説明 |
Fatal | システムを停止するような致命的なエラーログの出力 |
Error | システム停止までいかないが、問題となるエラーログの出力 |
Warn | 注意や警告ログを出力 |
Info | 操作ログを出力 |
Debug | 開発用デバッグ情報を出力 |
コード例は以下の通りです。
VBの例
Imports log4net Private log As ILog = LogManager.GetLogger( _ System.Reflection.MethodBase.GetCurrentMethod().DeclaringType) Sub Main() log.Fatal("Fatal") log.Error("Error") log.Warn("Warn") log.Info("Info") log.Debug("Debug") Console.ReadLine() End Sub
C#の例
using log4net; class Program { private static readonly ILog log = LogManager.GetLogger(System.Reflection.MethodBase.GetCurrentMethod().DeclaringType); static void Main(string[] args) { log.Fatal("Fatal"); log.Error("Error"); log.Warn("Warn"); log.Info("Info"); log.Debug("Debug"); Console.ReadLine(); } }
実行結果は以下の通りです。
ログの出力設定で、ログレベルをWarnにしているので、Fatal, Error, Warnの3つのログが出力されています。
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