ImageListコントロールに登録されているイメージを使用するには主に2つの方法があります。
- ImageListのDrawメソッドを使用する
- ButtonコントロールやListViewコントロールが持つImageListプロパティ、SmallImageListプロパティ、LargeImageListプロパティなどに指定しコントロールに表示する
まずDrawメソッドですが、下記に示す例のようにGraphics上の指定された位置に、描画したいイメージのインデックスを指定して描画を行います。
次に、コントロールで描画する場合ですが、使用するコントロールによってImageListを指定できるプロパティが異なります。
たとえば、Buttonコントロールの場合はImageListプロパティ、ListViewコントロールの場合はSmallImageListプロパティ、LargeImageListプロパティ、StateImageListプロパティなどがあります。~ImageListというプロパティであればImageListを指定できると考えてよいでしょう。
コントロールでImageListのイメージを使用する場合はImageIndexプロパティに使用したいイメージのインデックスを指定します。
下記はImageListのイメージを使用する例です。
[イメージを描画]ボタンをクリックすると、フォーム上にアイコンを描画するとともに、リストビュー各項目にもイメージを表示します。
VBの例
' [イメージを描画]ボタンクリック時の処理 Private Sub Button1_Click(sender As System.Object, e As System.EventArgs) Handles Button1.Click 'ウィンドウハンドルの作成 Dim g As Graphics = Graphics.FromHwnd(Me.Handle) 'イメージリストにあるイメージをフォームに描画する ImageList1.Draw(g, New Point(110, 12), 0) ImageList1.Draw(g, New Point(140, 12), 1) '★★リストビューに表示する小さなアイコンにImageList1を設定する★★ ListView1.SmallImageList = ImageList1 ListView1.View = View.Details 'リストビューに列を作成する ListView1.Columns.Add("アイコン") ListView1.Columns.Add("名前") 'リストビューに追加する1つ目の項目を作成 Dim item1 As New ListViewItem item1.ImageIndex = 0 '★★ImageListの1つ目のイメージを使用する★★ item1.SubItems.Add("Camera") 'リストビューに追加する2つ目の項目を作成 Dim item2 As New ListViewItem item2.ImageIndex = 1 '★★ImageListの1つ目のイメージを使用する★★ item2.SubItems.Add("PC") 'リストビューに項目を追加する ListView1.Items.Add(item1) ListView1.Items.Add(item2) End Sub
C#の例
// [イメージを描画]ボタンクリック時の処理 private void button1_Click(object sender, EventArgs e) { // ウィンドウハンドルの作成 Graphics g = Graphics.FromHwnd(this.Handle); // イメージリストにあるイメージをフォームに描画する imageList1.Draw(g, new Point(110, 12), 0); imageList1.Draw(g, new Point(140, 12), 1); // ★★リストビューに表示する小さなアイコンにImageList1を設定する★★ listView1.SmallImageList = imageList1; listView1.View = View.Details; // リストビューに列を作成する listView1.Columns.Add("アイコン"); listView1.Columns.Add("名前"); // リストビューに追加する1つ目の項目を作成 ListViewItem item1 = new ListViewItem(); item1.ImageIndex = 0; // ★★ImageListの1つ目のイメージを使用する★★ item1.SubItems.Add("Camera"); // リストビューに追加する2つ目の項目を作成 ListViewItem item2 = new ListViewItem(); item2.ImageIndex = 1; // ★★ImageListの1つ目のイメージを使用する★★ item2.SubItems.Add("PC"); // リストビューに項目を追加する listView1.Items.Add(item1); listView1.Items.Add(item2); }
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