[Tips][ToolTip] 各種遅延時間を設定する

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ToolTipコントロールは、様々な遅延時間を設定するためのプロパティが備わっています。

下表に遅延時間を設定できるプロパティを示します。

遅延時間設定プロパティ
プロパティ名 説明
AutoPopDelay ツールヒントが表示されてから消えるまでの時間を取得/設定する
InitialDelay ツールヒントが表示されるまでの時間を取得/設定する
ReshowDelay ポインターが別のコントロールに移動したとき、次のツールヒントが表示されるまでの時間を取得/設定する
AutomaticDelay このプロパティに値を設定すると、上記3つのプロパティ値が自動設定される。
AutoPopDelay: AutomatiDelayプロパティ値の10倍
InitialDelay: AutomaticDelayプロパティ値と同じ
ReshowDelay: AutomaticDelayプロパティ値の1/5

下記は各種遅延プロパティを設定する例です。

フォームロード時には、AutoPopDelay, InitialDelay, ReshowDelayの値を設定します。

[AutomaticDelayによる自動遅延の設定]ボタンがクリックされた場合は、AutomaticDelayプロパティに値を設定し、各種遅延プロパティ値を自動設定します。

VBの例

' フォームロード時の処理
Private Sub Form7_Load(sender As System.Object, e As System.EventArgs) Handles MyBase.Load
    '各コントロールにツールヒントを設定
    ToolTip1.SetToolTip(txtUserID, "ユーザーIDを入力します")
    ToolTip1.SetToolTip(txtPassword, "パスワードを入力します")
    ToolTip1.SetToolTip(btnLogin, "ログインします")

    '★★★ツールヒントが表示されてから消えるまでの時間(10秒)★★★
    ToolTip1.AutoPopDelay = 10000

    '★★★ツールヒントが表示されるまでにポインターが静止する必要のある時間(100ミリ秒)★★★
    ToolTip1.InitialDelay = 100

    '★★★ポインターが別のコントロールに移動したとき、次のツールヒントが表示されるまでの時間(250ミリ秒)★★★
    ToolTip1.ReshowDelay = 250
End Sub

' [AutomaticDelayによる自動遅延の設定]ボタンクリック時の処理
Private Sub Button1_Click(sender As System.Object, e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
    '★★★ツールヒントの自動遅延を設定(250ミリ秒)★★★
    'AutoPopDelay = 250ミリ秒 × 10
    'InitialDelay = 250ミリ秒
    'ReshowDelay  = 250ミリ秒 ÷ 5
    ToolTip1.AutomaticDelay = 250
End Sub

C#の例

// フォームロード時の処理
private void Form7_Load(object sender, EventArgs e)
{
    // 各コントロールにツールヒントを設定
    toolTip1.SetToolTip(txtUserID, "ユーザーIDを入力します");
    toolTip1.SetToolTip(txtPassword, "パスワードを入力します");
    toolTip1.SetToolTip(btnLogin, "ログインします");

    // ★★★ツールヒントが表示されてから消えるまでの時間(10秒)★★★
    toolTip1.AutoPopDelay = 10000;

    // ★★★ツールヒントが表示されるまでにポインターが静止する必要のある時間(100ミリ秒)★★★
    toolTip1.InitialDelay = 100;

    // ★★★ポインターが別のコントロールに移動したとき、次のツールヒントが表示されるまでの時間(250ミリ秒)★★★
    toolTip1.ReshowDelay = 250;
}

// [AutomaticDelayによる自動遅延の設定]ボタンクリック時の処理
private void Button1_Click(object sender, EventArgs e)
{
    // ★★★ツールヒントの自動遅延を設定(250ミリ秒)★★★
    // AutoPopDelay = 250ミリ秒 × 10
    // InitialDelay = 250ミリ秒
    // ReshowDelay  = 250ミリ秒 ÷ 5
    toolTip1.AutomaticDelay = 250;
}
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