概要
WPF の TextBox コントロールの IsEnabled プロパティは、コントロールの有効(活性)または無効(非活性)
を設定するためのプロパティです。この記事では、IsEnabledプロパティの使い方について解説します。
構文
TextBox の IsEnabled プロパティの構文は次の通りです。
<TextBox IsEnabled="true" />
IsEnabled プロパティは、true または false の値を取ります。true を設定した場合、TextBox は有効化され、ユーザーが編集できます。false を設定した場合、TextBox は有効化され、ユーザーは編集できません。
使用例
以下の例では、IsEnabled プロパティを使用してTextBox の有効化と有効化を制御します。
XAMLコード例
<StackPanel> <TextBox x:Name="textBox" Text="テキストの入力" Width="200" Height="30" IsEnabled="true" /> <Button Content="無効化" Click="DisableButton_Click" /> <Button Content="有効化" Click="EnableButton_Click" /> </StackPanel>
コードビハインドの例
コードをコピーする
private void DisableButton_Click(object sender, RoutedEventArgs e) { textBox.IsEnabled = false; } private void EnableButton_Click(object sender, RoutedEventArgs e) { textBox.IsEnabled = true; }
上記のXAMLコードでは、StackPanel内にTextBoxと2つのボタンを構成しています。
最初のTextBoxはIsEnabledプロパティがtrueに設定されており、ユーザーが編集できる状態です。
2つのボタンはそれぞれ「有効化」 「有効化」のラベルを持ち、クリックイベントが設定されています。
DisableButton_Clickメソッドは、「有効化」ボタンがクリックされたときに呼ばれ、textBoxのIsEnabledプロパティをfalseに設定します。これにより、TextBoxが無効化され、編集できなくなります。
EnableButton_Clickメソッドは、「有効化」ボタンがクリックされたときに呼び出され、textBoxのIsEnabledプロパティをtrueに設定します。これにより、TextBoxが再び有効化され、ユーザーが編集できるようになります。
ボタンをクリックすることで、TextBox の有効化と無効化が切り替わることが確認できます。
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